第11章 10月10日限定彼女(銀八side R-18)
どのくらいそうしていただろう。
俺は先生を抱きしめたまま、耳元で囁いた。
「先生」
「……ん?」
「一回で終わりじゃないよ」
「……」
「俺のを口で咥えてくれる?」
返事の代わりに、おずおず、といった様子で、先生の細い指が俺の股間に触れる。
だけど、その触り方といい、握り方といい、そこらへんの女とはケタ違いに気持ちいい。
あの男に仕込まれたのかな、と、また嫌な想像が頭に浮かぶ。
でも、そんなことを考えられたのも、先生が俺自身に舌を這わせるまでのことだった。
うわ。
気持ちいい。
誰に仕込まれたとか、もうどーでもいいわ。
彼女は右手で棹を持ち、舌を這わせながら、左手でその後ろをやわやわと揉む。
そして、自然と上目遣いになって俺を見つめる。
前に、職員室でいちご牛乳飲ませたときもこんな角度で俺を見てくれたっけ。
それで想像して何回か抜いたんだった。
だけど、ホンモノの威力はすげえよ。
なんだコレ。とんでもなく可愛い。
「きもひいい?」
いつもハッキリした口調で話す先生が、舌っ足らずな声になってるのもたまんねえ。
「気持ちいい、です……」
さっきまでゴムしてたから苦いだろうに、亀頭からにじみ出た汁を舌ですくいとるようにする。
そして、全体を口に含んだ。
うわ。うわうわ。
吸い込みながら舌で棹をぐるぐるなめとってる。
あーこれ、風俗のお姉ちゃんより上手いわ。
風俗のお姉ちゃんの場合は、早くイかせようとしてるのか、ちょっと乱暴で痛い感じもあるものな。
え?この人何の教師なんですか?
エロの教師じゃないよね?いや、俺は国語もエロも教わりたいけど。
あー、やべ、もう限界。
「せ…んせ…、イく……」
情けない声が出た。口を離そうとしても、離してくれない。
「あっ…ほん、とに、イく…から……」
上目遣いで見ている先生の瞳に嘆願するけど、離してくれない。
「ッ……」
俺はそのまま口の中に精を放った。
「んっ……」
先生は苦しげに眉をひそめる。
驚いたことに先生はそれを吸い取り、飲み込んでしまったみたいだった。
「えっ、せん…せ」
俺は慌ててティッシュを取って唇へ持っていったが、先生は恥ずかしそうに、
「飲んじゃった」
と言った。
その淫靡な顔の美しさといったら。
残っていた俺の理性は、粉々に砕け散った。