第11章 10月10日限定彼女(銀八side R-18)
財布からコンドームを出して装着する(そのくらいの理性は俺にも残っていた)。
ベッドの上の先生をのぞきこむと、焦点が合わない赤くなった目尻から涙が落ちた。
余韻が残っているようで、時折ビクッと身体を動かす。
生徒にイかされて、どんな気分?
だけど、もっともっと気持ちよくしてあげるから。
脚を開き、俺のモノを蕩けた入り口にあてがう。
一気に押し入れてもいいんだけど、入り口にこすりつけるだけにしている。
「……?」
中々入ってこないことに疑問を感じたのか、俺を見上げる愛里先生。
その上目遣いがゾクゾクするけど、もう少しいじめてみる。
「可愛い顔してるね。今まで、この顔すれば、男がすぐ挿れてくれたんでしょ?」
「え……?」
俺を見る目が少し開いた。
「そうやってイトウ先生も含めて何人食ってるのかしらねえけど、俺はそんなに優しくないから」
先生のおどおどした視線に、思わずニヤリとしてしまう。
「ちゃんと『挿れて』って言って」
「……っ」
一瞬で羞恥に染まる顔。
それを見せてくれるだけでもクるけど、ここは我慢。
俺、やっぱりドSだし。
身体を傾けて耳元で低く囁く。
「ほら、『銀八くんのが欲しい、挿れて』って言って」
「っ!」
先生の目から涙がこぼれていく。
あの教師のために泣いてるんだろうな。だけど俺は許してあげない。
今日一日は俺の言うことをきくって約束。
俺に抱かれてるってこと、嫌でも心に身体に刻みつけてやりたいから。
「ほら」
こんなこと言わされるの初めてなんだろうと思うと、黒い喜びが胸を満たす。
俺は、先生の「初めて」が欲しいんだよ。
「…ぎ、銀八くん……」
先生の手が俺の方に伸びてきて、頬に触れた。誘うような手つきで、ゾクッとする。
「何?」
下の名前で呼べ、といったことを覚えていたのは上出来なんだけど、わざとのんきな声で返事をする。
もう少しだな。
「……」
「何?言えないの?ん?」
俺はちゅっ、と口づける。
先生はそれに応え、顔を真っ赤にしながら、唇を離した俺の眼を真っ直ぐ見据えて、言った。
「銀八くんのが…ほしい…挿れて…ください……」
ふふ。俺のが欲しいって言ったねぇ。思わず笑みが浮かぶ。これ録音しといて何度も聴きたいくらいだ。
「よくできました」
俺はそう言うと、ゆっくり、蕩けた膣内に入って行った。