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【銀魂/3Z】国語教師の作り方!

第6章 真夏の夜の夢(銀八side)


隣で花火を見ている先生に目をやると、瞳が濡れたように光っているのが見えた。
あっ、と思う間に、瞳から涙の玉がころがりおちて、頬を伝う。
先生もまた、この遠くに見える光の煌めきに、遠い日の花火を思い出しているのかもしれない。
「先生」
先生がこちらを向き、俺はその頬の涙を指で拭った。
女の涙と一緒に花火を眺めるなんて趣味は持ち合わせていないから。
「誰のために泣いてるの?」
「……」
「俺だったら先生を泣かせないよ」
先生の顔に寂しそうな微笑みが浮かんだ。
「慰めてくれるの?」
「そう。大人の女性の慰め方なら、俺結構知ってるつもり」
そう言って先生の身体を抱きしめる。
俺が愛里先生から欲しいのは、金なんかじゃない。
「他の男のことがブッ飛ぶくらい、身体で慰めてあげるよ」
そうして、俺だけのものになって。
「すごい自信があるのね」
先生が俺の頭に手を伸ばす。
細い指が、髪の毛を梳いて気持ちがいい。
「試してみますか?でも、途中で返品はなしだよ」
先生は、返事の代わりに俺の首に腕を回してきた。
そして俺はそのまま先生に口づけ……、

そこで目が覚めた。
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