第15章 秘めごと再び(銀八side)Rー18
肉芽に強く舌を押し付ける。
ザラザラした舌の感触が、焦らされた身体には強すぎたのだろう。
声もあげられず、先生の身体は飛び跳ねた。
喉から出る空気が、ひゅっという音を立てる。
蜜ごと肉芽を吸い上げて、歯で甘噛みをしてやるだけで、身体にぎゅっと力が入ったのがわかる。
「やあああああああん、イ……っ!!」
あ、もうイっちゃった?
目を見開き、ガクガクと痙攣する先生の身体。
脚が俺の顔を締め付けて痛いほどだ。
そんなに俺が欲しい?
「クリだけでイかされると、こっちもほしくなるでしょ」
「え?……やああああっ」
とろとろに溶けた蜜壺の中に指を押し入れると、中がうごめき、くわえて離さない。
あー、しまった。指じゃなくって、いきなりぶち込んだ方が、俺も気持ちよかったかな。
「やあああああっ、あっ、あっ……イってるのにい、やめ……」
いや、とか、だめ、とか上げる声が、快楽の喜びに震えているのがわかる。
「ん?嫌なの?」
「あ……」
「嫌ならやめるよ」
「ちが……うの」
「何が?」
「あの……よすぎて……ダメ……」
ああ、可愛い。
腕の中で、女がイヤイヤするの、すげぇクるんだよな。
それが、もともとドSで通ってる先生だから、ほんとたまんねえ。
もっともっと、俺の身体を欲しがって。
もっともっと、俺のことを欲しがって。
先生の身体をこんなふうに可愛がってあげれば、いつか、心まで手に入るんじゃないか?
恋する男はバカだからさ、そんなふうにどこかで期待しちゃってるんだよ。
涙を流しながら絶頂に達した先生を見下ろしながら、俺はそんなことを考えていた。