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【銀魂/3Z】国語教師の作り方!

第13章 特進クラス争奪戦(銀八side)Rー18


中間テストが近づき、三者面談の日程が配られた。
テストの成績も踏まえて、今後の進路について話をするということだろう。
「なあ、ババア、三者面談があるんだけど、誰か来てくれるかな」
子供たちと一緒にメシを食った後、片付けをしながら俺はお登勢に聞いた。
「ふうん。三者面談ねえ。ちょっくら私が行ってやろうか」
「え!ババア来るの!?」
「嫌なのかい」
「嫌っていうか……」
かつてかぶき町の夜の女王だったという噂のお登勢ばあさんと三者面談は、あまりにも不釣り合いのように思えたからだ。
「そもそも銀八、アンタ高校出たらどうするつもりなんだい」
「……働く」
「どこで」
「わかんね」
「ホストはやらないのかい」
「……ホストとして就職するのは、ちょっと違う気がしてる」
「そうかい。ちゃらんぽらんなアンタにしては、まともなこと言ってるじゃないか。アンタ、正直なところ、客とのだまくらかし合いには、あんまり向いてなさそうだからねえ」
「……」
「バブルの頃とは違うから、ホストで身を立てるのは大変さね。よほどの覚悟と割り切りがなきゃ」
「……」
「アンタもいずれは、所帯持ちたいんだろ。だったらホストみたいな仕事よりは、安定した仕事をした方がいいんだろうね」
結婚かあ。
全然ピンとこない。
いやあのその、先生と結婚できたらっていうドリームはあるけどさあ。
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