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【黒子のバスケ】君を見つけた

第3章 夏が始まる


無事に?青峰の勉強も終結を迎え、今日の目的を済ましたメンバーたちは、空腹を満たすべくそれぞれ空いている席に座っていく。


緑間と桃井、虹村の3人は出来上がった料理や取り皿を運び、飲み物を配るなど着々と準備を進めていた。
私は漸くエプロンを外し、運ぶ彼らの手伝いに向かう。



「修くん、後何か運ぶのある?」


虹村「いや、あとは桃井が茶配り終えたら終わりだ。つか、やっべーな!まじ旨そう!!」


目をキラキラとさせている虹村を見て、私の心は弾んでいた。
テーブルを囲んだ椅子には既に今か今かと開始の合図を待つ面々がいて、私は思わず笑顔になった。



「みんなの口に合うといいけど………好きなだけ、食べてね?」


私の言葉に隣に座る赤司が頷く。



赤司「素晴らしい料理を作ってくれてありがとう、エレナ。………じゃあ、皆いただこうか。」



全員「いただきますっ!」




育ち盛りの男子5人により、沢山あったはずの料理が次々と空になっていった。
それぞれがウマイ!ウマイ!と口に出しながら、ものすごい勢いで平らげていく姿に、私は少しだけ驚くものの、一生懸命作った料理を"美味しい"と言って完食してくれるのは作り手にとってこれ以上の幸せはないのだ。

そんな彼らの様子を終始笑顔で眺めていると、桃井も同じように笑顔を見せていた。
二人目が合うと、くすくすと笑いあって、男の子ってすごいね、と共感してみたり。



そして、楽しい時間はあっという間に過ぎていく。


虹村「まじ、飯最高に旨かった!!また食いてぇから作れよ?…あと、英語も助かったわ。ありがとな!」


一人、


緑間「今日は邪魔して悪かったな。でも、お陰で有意義な時間を過ごせた……夕食も全部美味だったのだよ。ありがとう。」


また一人と帰っていく。



高城「んじゃ、川嶋本当にありがとう!すげぇ助かった!!また頼むかもしんねーけど、よろしくなwあと、飯!半端なく旨かったっす!!御馳走様でした!!」

桃井「本当ありがとうねぇ!青峰くんのテスト勉強も目処ついたしひと安心!っというわけで、私は類さん♡と帰るので青峰くんはぼっちでよろしくね♪またね~エレナ ~♪」


「うん、またね?おやすみ~」



見送りながら少し寂しさを覚えていると、肩にポンと何が乗せられた。
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