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【黒子のバスケ】君を見つけた

第2章 出会い


撮影は順調に進み、今は二人で並んで町並みを歩くというカット。



衣装の雰囲気に合わせて、腕を組んだり、手を繋いだりしながら歩く二人は外から見たら本物の恋人同士にしか見えなかった。

町行く人たちや立ち止まり見学している人たちは、微笑み合う私と宮地を固唾を飲んで見つめていた。



通行人1(うわ……すげえ、美男美女カップルだな……何かの撮影っぽいけど、あれマジなんじゃ?)

通行人2(やばっ!超イイんだけど!!ラブラブでも美人だと絵になるしっ///)



その間もシャッター音は絶えず続いている。



カメラマン「よぉーし!オッケー!衣装チェンジして移動します。」



エレナ・宮地「「はい!」」



私たちはロケバスに乗り込むべく、そちらへ向かい歩を進めていた。



宮地「お、おい、…その……エレナ…。」



名前を呼ばれ見上げると宮地は頬を赤らめ舌打ちをした。



「えっ…!?」



怒らせてしまったのかと思い動揺すると、彼は自身の首を掻きながら謝った。



宮地「や、お前は悪くないから!…あれは、無意識で……俺の癖っつーか……その、何かこんな風にまた会えると思ってなかったし……調子狂う……///」



彼の言葉にほっとした私は笑顔で彼を見上げた。



「……そうですねっ私も撮影の相手が"宮地"さんと聞いて、まさかとは思いましたが……また会えて嬉しいです。改めて…先日はありがとうございました。」



私が頭を下げると、彼は私の頭をポンポンと撫でた。
再び顔を見上げるとふわりと笑う彼がいた。



宮地「……いや、会いたかったのは俺の方だし…///つか、こっちは名前すら知らねーし……まじビビった。……あ、あと、敬語いいから。タメ口でいーし、名前も呼び捨てで。」



「はい__あっ、えと、うん!じゃあ、清志だから……キヨくんね?私も会えてびっくりしたけど、キヨくん格好いいからもしかしたらって思ったよ。」



宮地「___っ ///!?("格好いい"なんて馴れてるはずなのに……何だこれメチャクチャ嬉しいぞ///?!しかも、"キヨくん"って///!!可愛すぎだろ!?轢くぞ!←)」

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