• テキストサイズ

【黒子のバスケ】君を見つけた

第2章 出会い


虹村たち部員は、柔軟を済ませると走り込みへと向かっていった。
残された私と桃井はスポーツドリンク作りやタオルの準備などやるべき仕事を済ませる。



桃井「も~エレナがいるの本当に助かるよ~♪ エレナ覚えるの早いし今日が二日目とは全っ然思えないから!」


「さつきのフォローのおかげだよ~!でも、少しでも力になれてるならよかったよ♪」



桃井「少しどころかすごーく助かってるよ!マネ業はもちろん!部員たちも昨日エレナが来てからやる気アップしてるもん!!特に主将と大ちゃんたちっ!!」



桃井は段々と興奮してきた様子で、ガッツポーズを取りながら声高に話していた。
私はそんな桃井の様子を微笑ましく見つめる。



「あははっみんなが受け入れてくれて嬉しいよ♪これも征くんのおかげだね~……って!ど、どうしたの!?」



桃井の興奮とは異なり呑気に話す私の両肩を桃井にがっしり掴まれてしまう。



桃井「そりゃ、連れてきてくれたのは赤司くんだよ?でも、皆がエレナラブ♡なのはそことは関係ないでしょっ!も~本当に鈍いんだからエレナは~。でも…そこも可愛い♡」



桃井の勢いに圧倒されつつも、私は笑顔で彼女の話を聞いていた。



「私からしたらさつきのが可愛いもん♪みんなもさつきみたいな可愛い子がマネージャーやってくれて幸せだよね!」



桃井はフルフルと震えるとガバッと私に抱きついた。



桃井「も~~///!!エレナ可愛すぎ!!私が男だったら即コクってるぅ!!もぅ、本当、大好き~♡」



ぎゅうぎゅう抱きつく桃井を抱き止めながら、彼女の頭をポンポンと撫でる。


私は再び、興奮覚めあらぬ桃井とともにマネージャー業務に取りかかると、部員たちが走り込みから戻ってきた。



虹村「水分とったら次、パス練ーー!!」



虹村の掛け声とともに、部員たちがわらわらとスポーツドリンクを取りに来る。

私と桃井は部員たちへ順々にタオルとスポーツドリンクを手渡していく。



紫原「あ~疲れたァ。エレナちん~ドリンクちょーだい」



頭上から聞こえる気だるげな声に思わず微笑むと、私はその声の主へとタオルとドリンクを渡した。



「はい!あっくん♪走り込み、お疲れ様!」


/ 111ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp