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【黒子のバスケ】君を見つけた

第2章 出会い


青峰「ふーん。……じゃあ、今度は俺に__」



バシッ!!



青峰「__っ痛ぇっ!?」



青峰は突然の頭部への痛みに頭を抱え、後ろを振り返る。



虹村「おい、青峰ぇ…てめぇ…いつまでそいつに抱きついてんだよ……あぁ?!」



そこに立っていたのは鬼の形相の虹村主将__



青峰は顔をひきつらせ私から離れた。



青峰「…キャ、キャプテン…?!お疲れ様ですっ!…や、挨拶っすよ。挨拶……こいつ…アメリカ育ちだしっ!」



慌てて言う青峰に虹村の容赦のない蹴りが決まる。



虹村「あぁん?!言ってる意味がわかんねぇーなぁ!」


青峰「っい"っ!!」



痛みに悶絶する青峰を無視し、虹村は私に笑いかける。



虹村「大丈夫か?…お前も大変だなぁ。こんなアホになつかれてよ。」



虹村はため息をつくと、私の頭をポンポンと撫でた。

そんな虹村に対し、私はムッとした顔をむけ、青峰のそばに近づく。



「こらっ修くんっ!やりすぎっ大輝、痛がってるじゃん!」


虹村「___なっ!!」


青峰「~~///エレナ~~♡(やっべ!こいつ、マジで可愛すぎるっっ///!!今すぐ押し倒(自主規制))」



青峰は再び抱きつこうと手を伸ばすが、その手は虹村によって掴まれ、そのまま引き摺られて行った。



虹村「そんだけ元気なら今日の走り込みは倍いけんなぁ?青峰ぇ?…つか、今から行ってこい!オラっ!」



再び虹村の蹴りが青峰に炸裂し、渋々青峰は走り込みに向かった。

虹村はふうと息を着くと、私の近くに戻ってきた。



虹村「オメーも誰にでも抱かれてんなよ!バァカっ!」



そう言い虹村は私の額を軽く弾いた。



「__痛っ!う~修くん…ごめんなさい……」



虹村「……他の奴に抱かせるくれーなら、俺にさせろっつーの」
桃井「あー!エレナ~♡お疲れ様~!今日もよろしくねぇ♪」



虹村の声は桃井の声により私に届くことなかった。

駆け寄り私に抱きつく桃井を疎ましそうに見つめる虹村。



桃井「あっ虹村主将もお疲れ様ですっ!じゃ、エレナさっそく始めようか~♪」


「うん♪…練習、頑張ってね!修くんっ」



微笑み去っていく私を虹村はため息とともに見つめると、すぐに自分も部員たちの元へと向かったのだった。




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