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【黒子のバスケ】君を見つけた

第2章 出会い


着替えを終え更衣室から出ると目の前に赤司たちの姿があった。



「__征くんっ!それに皆もっ!」



私とさつきは彼らに駆け寄った。



「皆っ練習、お疲れ様でしたっ」



にこりと笑顔を向けると赤司たちは動きを止め、私を見つめていた。



赤司「ありがとう… エレナ…。君と桃井もお疲れ様。(その笑顔は俺のモノなんだが……)」



青峰「おう。お疲れ!(やべぇ~///見惚れちまった///!まじ天使だわ!)」


緑間「…フン。(あ、あの笑顔は何なのだよ///!?か、可愛すぎなのだよっ!)」


紫原「ん~?お疲れぇ~。お腹すいたなぁ~。桃ちんお菓子持ってない~?(やっぱあの笑顔好きかも~)」



桃井はエレナの笑顔に翻弄される4人を声を殺して笑っていた。


桃井「ごめーん!今日に限ってないんだよぉ(あははっ皆分かりやすぎる~~♡でも、エレナ鈍感っぽいから苦労するだろうなぁw)」



桃井の言葉に肩を落とす紫原。
私は鞄から飴を取り出すと彼の前に出した。



「飴でよかったら…どーぞ♪」



紫原は一瞬目を見開くが、みるみると嬉しそうな表情に変わっていく。



紫原「わーい♪ありがと~!」


喜ぶ紫原はそのままの勢いで私に抱きついてきた。

中1とは思えないくらい身長の高い彼に、私はすっぽりと隠れてしまう。



「ちょっ///!?紫原くんっ!?」



紫原「嬉しいからハグしちゃう~♪ん~何か川嶋ちんってお菓子みたいないい匂いする~」



そう言い紫原は私の髪に顔を埋める。



私と紫原の一連やり取りを見ていた他の男たちは一様に顔をひきつらせていた。



「そんなに喜んでくれたなら良かったよ~♪あ、私のこと、川嶋じゃなくて、エレナでいいよ?」



大型犬のようにすり寄ってくる紫原を可愛く思い、背中を撫でてあげると、彼は更にぎゅうっと抱き締めてきた。



紫原「了解~。エレナちん、ダイスキ~~ーー」



赤司「__こら、紫原。やりすぎだ……離れろ。彼女が困っている。」



赤司の言葉と同時に私と紫原の体が剥がされ、そのまま私の体は赤司の腕の中へと引き寄せられた。



紫原「何それ~。赤ちんだってやってるし~。いいじゃ~ん。ねぇ~?エレナちん?」

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