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【黒子のバスケ】君を見つけた

第2章 出会い


練習は順調に進んでいき、気がつくともう終わりの時刻となっていた。



虹村「よーし!ゲーム終わったとこから上がっていいぞ!」



部員たちは5on5のミニゲームをやっていた。
今まで練習を見てきた中で感じたことはいくつかあった。
マネージャー業務をやりながら、桃井にそれを伝えると彼女は持っていたノートに書き込んでいた。



桃井曰く、これは選手の分析ノートらしく、彼女は情報を収集しまとめるのがとても得意なようだった。

私は頭の中で同じようなデータバンクを持っているが、実際のノートに分かりやすく書かれているのを見れるほうが、皆と共有できるわけで。


桃井の才能を凄いと思った。
同時にそんな才能を持った彼女に出会えたことが嬉しかった。



そのことを桃井に伝えると


桃井「まとめるのは任せて!!だけど、私よりエレナの方が気づくことも多そうだから、気づいたら何でも教えてね?」


と言われた。
そして、今に至る。



「…それにしても、あの4人……征くん、青峰くん、紫原くん、緑間くんのポテンシャルはずば抜けてるね……ちょっと予測の範囲が想像つかないもん。もちろん主将も巧いけど、ちょっと種類が違うって言うか……」



桃井「…やっぱり、そんなに違うんだ…?確かにその4人は帝光バスケ部が始まって以来初めての1年で1軍入り…レギュラーになったんだけど…。もちろん巧いんだけど、まだ虹村主将のほうが巧いなって感じることも多いし……あと灰崎くんとかも巧いよねぇ。」



私はゲームをやる彼らを見つめる。



「…うん。灰崎くんも巧いね。……だけど、やっぱり、あの4人は纏っている空気が違う。見てるだけで鳥肌立っちゃうくらい。」



桃井は4人を見つめるエレナを見つめていた。



桃井(エレナって凄いなぁ。…今日の今日でそこまで分かっちゃうなんて…尊敬しちゃう!本当にエレナと出会えてよかったなぁ♪)



『ピーーッ試合終了!!27対25で赤の勝ち!』



ゲームの終了を知らせる笛の音。
部員たちはそれぞれ片付けをしたり、軽くストレッチをしたり、ミーティングをしたりしていた。

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