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【黒子のバスケ】君を見つけた

第2章 出会い


?「___夢中のところ、すまない。ひとつ質問しても良いだろうか?」



急に声がかけられ驚く私。
目の前の初老の男性は柔らかく品が良い印象だが、一方で強い志を抱き、揺るぎない闘志を感じる人だった。


「……あっ!す、すみませんっ!うるさかったですよね…?



男性は慌てる私の様子をクスリと笑うと柔らかい笑顔を見せた。


「いやいや…驚かせてすまない……。私は白金、という者なんだが…先程まで君が呟いていたことがとても気になってね。」



白金………どこかで……



「っ!?か、監督さん、ですよね……?は、初めまして、私は___」



監督「川嶋エレナさんだろう…?確か赤司の幼馴染みだったね?……君が来ることは赤司から聞いていたよ」



「はい。今日から夏の間、見学させていただこうと思っています。よろしくお願いします!」



私が頭を下げると、監督はそんなにかしこまらなくていいよ、と言った。



監督「…それで、先程の話だが、聞かせてもらえるかね?」



「__はいっ」



それから私は選手たちを観て気づいたことや思ったことを監督へと話した。
私が話をしている間、監督は少し驚いた顔で私を見ていた。



「__と、先程まで見ていた中で感じたことはこれぐらいですが…」



すると突然監督は私の両肩を掴んだ。



「__か、監督!?」



監督「………予想以上だ…!赤司から君にそういった才能があるとは聞いていたが……これ程までとは思っても見なかったよ…!その観察力と分析力、そして記憶力、どれも素晴らしい 。初見でそこまで見抜くとは……。………… エレナさん、監督の私から1つお願いがあるんだが___」

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