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【黒子のバスケ】君を見つけた

第2章 出会い


私はにっこりと笑い、紙袋を少し持ち上げて見せる。



「大丈夫ですよ?…自分が欲しくて買ったものなので、頑張ります♪」


ちらりと時計を見るとすでに14時を過ぎていて、一旦荷物を置きに帰るつもりだった私は時間がないことに気付く。



木村「そう?何だったら駅まででも荷物持と___」



「あっ!もうこんな時間っ!私、行きますね?……本当にありがとうございました!」



木村さんが何か言っている途中だったが、私は二人に笑顔を向け、頭を下げるとその場から立ち去った。



すぐにタクシーを捕まえ乗り込むと、
家までの帰路の中、私は先ほどの二人のことを思い出す。



2人とも背が高かったけど、体つきと雰囲気から見ると高校生みたいだけど意外と中学生だったり?

宮地くんは、所謂イケメンで華やかな印象。少し口調は強いけど、優しい感じ。
木村くんは、体つきもがっしりしてて、全体的に硬派な印象。でも、口調は接しやすく社交的。



あの体格ならバスケかな……?
もし、バスケやってるならプレースタイル見てみたいな~♪



今は14時20分__
急げば部活が始まる前に間に合うかどうか、というところだった。



家に着き、荷物を置くと、待たせていたタクシーに再び乗り込み目的地を伝える。



「___帝光中までお願いします。」



赤司宛にもうすぐ着くとメールを入れると、すぐに返事が来た。




From:赤司征十郎

title:待ってるよ。
_______________

まだ部活が始まる前だから校門まで迎えにいくよ。

気を付けて来るんだよ?



_______________



征くんのプレーを観るのは久々だなぁ…
前からすっごく巧いけど、さらに巧くなってるんだろうな~
あと、飛行機の中で読んだ月バスに載ってた帝光中主将の"虹村修造"くん!彼のプレーも気になるし…
征くんのチームだし、他にもスゴい子いっぱいいそう♪

ふふっ今からワクワクしてきちゃった♪



ウキウキした気持ちで赤司へありがとう、と返信を済ませた。




帝光中まではあと5分ほど。

私の胸は逸るばかりだ。

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