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【黒子のバスケ】君を見つけた

第2章 出会い


朝になり朝ごはんを食べると、私はアメリカにいるママと辰也に電話をした。


ママ「今回は2か月だからちょっと心配だけど…折角だし、楽しんでいらっしゃい。征十郎くんに、よろしくね?……あ、あと高嶺さんから日本に着いたら連絡ほしいって 連絡あったわよ?」


高嶺さん、とは私が日本でモデルの仕事をする際のマネージャーさんで、帰国の際は必ずと言って良いほど仕事を入れてくる。


私は一度ため息をつくと、気を取り直し辰也に電話を掛けた。
辰也は相変わらず心配していたが、私の声が聞けて安心した、と言っていた。
優しい辰也の言葉はいつも私の心を暖かくしてくれる。



その後かけた高嶺さんとの電話では、思っていた通り撮影を入れたいからスケジュールを教えろとのことだった。
高嶺さんのしつこい(←)説得により私は渋々征くんが夏合宿に行っている期間を伝えた。


夏合宿の間は会えないだろうし、大丈夫だよね?



一通りの電話を終えると、私はゆっくり身支度を始める。
今は7月の初旬で、まだ日本の学校は通常授業があり部活は放課後なので、私は買い物に出ることにした。



日本の洋服はお洒落で可愛いから大好き!
いっぱい買っちゃお~~♪♪



ここぞとばかりに服や小物を買い満足する私に、派手な風貌の男の子3人組が声をかけてきた。



男A「うわっ!彼女っすっげー可愛いね!」

男B「うおっ!?まじだ?!超絶美人じゃん!モデル?!」

男C「やべえ、一目惚れした!!ここで出会ったのも運命じゃね?俺らと遊ぼうよ~~??」


3人組は私の腕を掴むとしつこく絡んできた。
振り払おうとするが全く離す気配がない。


「ちょっ!は、離してくださいっ!」


いつもは辰也や大我が一緒だから、こんな風になることはないため、私は困惑し同時に怖くなった。



男B「やだよ~こんな美人早々出会えないもん!」

男A「つか近くで見るとマジやべぇ!たまんねーよ。」


肩を抱かれ顔が近づく。
私は恐怖のあまり体をこわばらせた。


___どうしよう!誰か……っ!



?「___おい、その汚ねぇ手を離しやがれ。轢くぞ?」


?「嫌がってるだろ?そんなこともわかんねーのか?」



突然私の前に表れた長身の男の子2人。
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