• テキストサイズ

水玉DAYS☆黒子のバスケ

第7章 さよなら。


ある日、
ミナトと黒子くんがお見舞いに来てくれた。

私はミナトと黒子くんに
本当のことを話した。

二人は悲しんでくれた。
…ごめんね。

ありがとう。


「ねぇ、火神は元気?」

私がそう尋ねると、
黒子くんは少し苦笑いをした。

「空元気…という感じです。」

「…そっか。」

私は静かに笑う。

同時に罪悪感に胸が痛む。
ごめんね。火神。

「…香月さん。これからWCという大きなバスケの大会がはじまります。体調がいい日でいいので…応援に来てもらえませんか?」

黒子くんは私をじっと見つめた。

「…WC…?あぁ、火神、それに向けてがんばってたもんね。」

行けるかな…?
無理かもな…。

でも、火神がバスケしてるところ…
見たいな。

「…待ってますから。」

黒子くんはそう言って帰って行った。

ミナトは少し遅くまで
病室に残った。

学校のことや
いろんな話をしてくれた。

すごく楽しかった。

「ねぇ、鈴音…。火神くんと何があったか知らないけど…。早く仲直りしなよ。二人とも痛々しいよ。」

ミナトはそういうと、
私の頭をポンポンと撫でた。

「うん。ありがと。」

私は弱弱しく笑う。

そうしてミナトは帰って行った。
私は一人ぼーっと考えていた。


/ 111ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp