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水玉DAYS☆黒子のバスケ

第5章 夕立の悪戯。


…。


…。


ん…?


まだ来ない。
私は少し目を開ける。

顔を真っ赤にしたまま固まる火神が居た。

「…火神?」

私は完全に目を開けて、
火神に話しかける。

「うぉぉぉぉ!!!!!で、できねぇ!できねぇよ!」

まるで金縛りが解けたように、
火神はゴロンゴロンと
床を転がり始めた。

「もぉー!折角ドキドキしたのにぃー!」
その光景に思わず笑ってしまう。

「バカっ!笑うな!いざするとなると気合が要るんだよ!」
火神は顔を真っ赤にしたまま拗ねるように言う。

「じゃ、私がするよ。」
私がそういうと、火神はまた固まった。


「お、おう!や、やってみろ!」

そういうと、火神は正座をし、
私の方を向いた。

…って言っても
私もキスは初めてで、

火神ほどじゃないけど
少し緊張していた。

私は気合を入れて、
火神の顔に顔を近づける。

「うぉぉぉ!だめだぁぁぁ!!!」

が、火神はのけぞり、
それを避けた。

「もぉ!火神ぃー!」

私はなんだか面白くなり、
ケラケラと笑い出す。

火神も何故かつられて笑いはじめた。


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