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水玉DAYS☆黒子のバスケ

第5章 夕立の悪戯。


「…はぁ。重くなったらすぐに言えよ。俺が持つから。」
諦めたように火神は私の空いた左手を握る。

「うん。大丈夫だよ。」

指と指を絡めあうように
手に繋ぎなおす。

少しだけ憧れていたカップル繋ぎ。
火神はなんだか顔を赤くしていた。

ポツリポツリといろんな事を話しながら
私たちは暑い日差しの中を歩く。

火神の家についたころには
握っていた手のひらは汗でしめっていた。

火神が部屋の鍵を開け、ドアを開ける。

「ほら、入れ。」

私は緊張しながら、
火神の部屋へ足を踏み入れた。

「か、火神の部屋ひっろ!なにこれ!…なんもなーい!」
私は一人でハイテンションになっていた。

部屋は広いのにシンプルなせいか、
余計に広さを感じられた。

部屋には火神の匂いで溢れていた。

「よし、じゃぁとりあえず始めるか!」

火神は買ってきたケーキやお菓子を
丁寧にお皿に出し始める。

「…ねぇ、火神って何型?」

「あ?A型だよ。」

「えぇ!なんか意外!…でもそっか。結構几帳面だもんね。」

私がそういうと、
火神は首をかしげた。

「血液型でそういうのわかんのか?」

「うん!TVで言ってた!」

「ふーん。」

火神は興味なさそうだった。

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