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水玉DAYS☆黒子のバスケ

第5章 夕立の悪戯。


今日は一緒に祝う事が出来なかった
火神の誕生日を二人で祝おう!という事で
火神の家に行く事になった。

火神の家に行くのははじめてで
少し緊張してしまう。

火神の家に行く前に、
二人で買い物をする。

「火神ー!これ!これ買おうー!」

「いらねーよ。バカっ!」

私はパーティーグッズコーナーではしゃぐ。
火神はそれを呆れたように見る。

「みて!火神!鼻眼鏡!」

「おう。似合うじゃねーか。」

「…え!?」

「冗談だよ。」

こうしてジャレている時間が幸せで…
こうしていられる時間もあとわずかだと思うと
一瞬一瞬が愛しくて、

忘れないようにと
頭に焼き付ける。

最後の瞬間に
ちゃーんと全部思い出せるように。

買い物を終えると、
私たちは火神の家に向かう。

「うーん。買いすぎちゃったね。火神、半分持つよー!」

たくさんの荷物を抱える
火神に私は声を掛けるが、
火神は首を横に振る。

「んな細い腕で持ったら折れるだろーが。」

火神は大袈裟で、心配性だ。

「持たせてよ。じゃないと手繋げないじゃん。」

私がそう言うと、
火神は荷物を片方に全部まとめはじめた。

「…こ、これでど、どうだ!」
火神の左手がプルプルと震えていた。

「…火神ってバカなの?」
私は少し笑うと、
火神の手から無理矢理荷物を奪い取る。

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