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水玉DAYS☆黒子のバスケ

第4章 空を彩る花。


"ピッピッピッ"

一定のリズムで機械音が音を繋ぐ。
無意識の世界から
意識の世界へと戻ってくる。

目を開けると…

そこはいつも見慣れた
病院の真っ白な天井だった。

ゆっくりと体を起こす。
私はいつものように機械に繋がれていた。

ベット端に顔を伏せてお母さんが寝ていた。

覚醒しきれない頭で考える。
私…何してたんだっけ…?

そうだ。
お祭りに行ってたんだ。

火神と…。

…。

…。

…。


「火神!火神は!?」

私は周りを見渡した。
その声にお母さん顔を上げた。

「鈴音!?起きたの?…よかったぁ。」

お母さんは安堵したように
溜息をついた。

「お母さん…火神は?」

「…ごめんね。さっきまで居たんだけど…もう遅いから帰ってもらったの。」
お母さんは優しく笑った。

私は時計を見た。
もう時刻は午前2時を回っていた。

「火神くんね、鈴音が起きるまで帰らないって言って、ずっと鈴音の手握ってたのよ。」

お母さんはクスクスと笑った。





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