• テキストサイズ

水玉DAYS☆黒子のバスケ

第4章 空を彩る花。


でも、
それはもう無理だった。

「…はぁ…か、火が…み。…ご、ごめん…。」

私は火神の手を放すと、
フラフラと人気のないほうへ走りだす。

「あ?お、おい!?」

走るっていっても、
私の足は遅いし、火神はすぐに追いついてきた。

私はその場に倒れこんだ。

「おい!?鈴音!?鈴音!!」
火神はすぐに私を起こす。

激痛で、
既に意識は薄れ掛けていた。

私は必死で病院の電話番号が書かれたカードを
火神に差し出す。

「…こ、ここに電話すればいいのか!?」

私は火神の問いに頷いた。
それを最後に…

私の意識は途絶えた。

最後の最後に聞こえた。
花火の上がる音。

…あぁ。

火神と一緒に花火…見たかったな?

神様はなんて意地悪なんだろう。

私…
死んじゃうのかな?







死にたくないな。



/ 111ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp