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水玉DAYS☆黒子のバスケ

第4章 空を彩る花。


「ほらっ!」
火神は私の手を再び握ると
私を一気に引き寄せた。

「うわ!?火神ー!」
少しよろけてしまい、火神を睨みつける。

「わりぃ。…お前が思ったよりも軽くてつい…。ちゃんとメシ食ってんのかよ?」
そう言って火神は私を愛しそうに見つめた。

そんな顔はじめて見たから
私は思わず顔が熱くなった。

「ほら、食え!口あけろ!口!」
そう言って火神は私にたこ焼きを差し出す。

「う!?やだよー!恥ずかしいよー!」

つまりそれって
「あーん」って事でしょ!?

こんな人がいるところで…。

「うるせぇ!つべこべ言うな!ほら!」

火神は気にせず私の口に
たこ焼きを近づける。

「だってー!このたこ焼きめちゃくちゃ熱そうじゃん!」

私は必死で言い訳してまぬがれようとする。

「お。そうか。悪いな…ふぅーふぅー。」

うわぁー。
冷やしてくれちゃったよ。
これじゃもう…断れないよ…。

…必死でふぅーふぅーしてる火神可愛い。

「ほら!冷えたぞ!食べろ!」
火神は笑顔で私にたこ焼きを差し出す。

その笑顔が可愛かったので
私は観念してたこ焼きを食べる事にした。

「ひゅー!熱いねぇ!お二人さーん!どう?ヨーヨー釣りやってかない?」

近くのヨーヨー釣りの屋台のおじさんが
私達にそう言った。

思わず二人で顔が赤くなる。





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