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水玉DAYS☆黒子のバスケ

第4章 空を彩る花。


待ち合わせの場所へと向かうと、
既に沢山の人が居たが、

火神は頭一つ飛び出ていたから
すぐに見つかった。

「火神ぃー!」

私は慣れない下駄で小走りする。
火神は私の存在に気がつき、
体をこちらに向けた。

少し走ったせいで
心臓がズキンと大きく痛んだ。

そのままコケそうになった所を
火神が支えてくれた。

「バーカ。慣れない格好で走るな。別に逃げやしねーよ。」

そういうと火神は
私の手を握った。

「うー…ごめん。」

不思議だった。
火神に手を握られると
胸は相変わらずドキドキするのに
痛みは消えて、すっと軽くなった。

火神と目が合った。
火神は少し顔を赤くして、

「その…似合うよ。それ。」

モジモジとそう言った。

「ほ、本当!?変じゃない!?」

私は嬉しくなり、
思わず目を輝かせる。

火神はそんな私を見て
ニコっと笑った。


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