• テキストサイズ

水玉DAYS☆黒子のバスケ

第3章 紫陽花の憂鬱。


「私も恋とか愛とか…よくわからないけど、恋愛マニュアル読んでもきっとわからない事だらけだと思う。体験しないとわかんないんじゃないかな?」

私がそういうと、
火神は大きく溜息をついた。

「…そうかもしんねぇーけど…下手な事して…お前に嫌われたくねぇーよ。」

火神は顔をうつむけた。

「…へ!?///」

「…っばか!わかれよっ!この鈍感女っ!」

火神は恋する乙女のように
顔を真っ赤にして、
その場から走り去って行った。

なんだか、
胸がドキドキした。

これは多分病気のせいじゃなくて、
別の何かだと思う。

それからお互いに意識してしまっているからか
なんだかギクシャクした関係が続いた。

その様子を
ミナトはいつもニヤニヤと笑いながら見ていて
決して助けてはくれなかった。

火神と話したい。
火神に触れたい。

私は必死で何か打開策はないかと
空っぽの脳みそをフル回転させた。

頭が煮えそうなぐらい考えても
私の頭ではその打開策は見つけきれなかった。

魂が飛び出そうなぐらい
私は大きく溜息をついた。


/ 111ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp