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水玉DAYS☆黒子のバスケ

第3章 紫陽花の憂鬱。


「うぉい!!!てめぇー!何ヘラヘラしてんだよっ!体は大丈夫なのか!?入院ってどういう事だよ!?」
そういうと、火神は私の頭をワシワシと撫でた。

「わぁー!やめてよ火神ぃー!身長縮んじゃうよー!」
私はジャレるように
火神に抱きつく。

「だぁぁぁ!!ふざけんなっ!こっちは心配してんだよ!」
火神は私を引き剥がした。

「んー。なんかちょーっと体調悪かっただけ!もう大丈夫!入院はちょっと大袈裟だった!」

私は嘘を言った。
あと余命が1年を切った人間が
大丈夫なはずがなかった。

でも、
その時は、大丈夫だって…

言いたかった。


「…はぁ。大丈夫ならよかった。」

そう言って火神は安心したように
笑った。

「おはよございます。」

後ろを振り向くと、
黒子くんが私達をじっと見つめて居た。

「あ!黒子くーん!おはよー!」

私がヘラっと笑うと、
黒子くんは両手を広げた。

「香月さん。今日こそ今時の女子高生流の挨拶を…」
「させるわけねぇだろっ!!!!」

火神くんは黒子くんの頭を軽く叩いた。

「…残念です。では火神くんで我慢します。」
そう言って黒子くんは火神くんに抱きつこうとした。

「だぁぁぁぁ!!!やめろ!そんな趣味はねぇ!」
火神くんは黒子くんを止めた。

「…ほんの冗談です。」

そう言って黒子くんはクスクス笑うと
席の方へ歩いて行った。

やっぱり学校って楽しいなぁ。
みんな元気そうで
私は少し安心した。





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