• テキストサイズ

水玉DAYS☆黒子のバスケ

第3章 紫陽花の憂鬱。


「あめあめふれふれ母さんがぁー♪」

雨がシトシトと降る中、
私は傘をさし、上機嫌で歩く。

梅雨に入る前ぐらいから、
私の心臓の調子はあまり良くなかった。

その前から、

調子の悪いときは
学校を休んでひたすら家で寝ていた。

が、先週はそれ以上に調子が悪かったため
3日間ほど病院に入院していた。

今日は退院し、病院の先生の許可も出たので、
学校へと向かっていた。

久々に火神やみんなと会える!
それが嬉しかった。

学校につくと、
水玉の傘をたたみ、
フルフルと傘の露を払う。

傘を傘立てに入れると、
私は教室へスキップで向かった。

"ガラ"

教室のドアを開けると、
視線がいっきに集まる。

「あ!香月さーん。大丈夫?」
「香月さん、おはよー!」

クラスの人が心配していてくれたのか
駆け寄ってくる。

なんだか嬉しかった。

「わぁー!ありがとぉ!大丈夫だよぉー!」

私はヘラヘラと笑う。

そんな私に向かって
なにやら大きな男がずんずんと向かって歩いてきた。

火神だった。

「お!火神ー♪おっはよー!」

私は相変わらずヘラヘラと手を振る。

火神はなんだか
ムスっとしていた。

/ 111ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp