第6章 ◎ バイト
「家の近所、」
バイト先を言えば来そうな
勢いだったから適当に答えた。
『住所聞いてんだけど、?』
「知らない、」
『お前怪しいバイトでもしてんの?』
「どういう意味、?」
『言えないような店なのかな〜って、』
「お酒扱う店、これでいい?」
別に怪しい店でも無い。
アメリカに行った馬鹿兄貴が開いた
BARで私は店長(仮)をしている。
『日本に居るんだったら経営任せるわ、、』
と馬鹿な兄貴に言われ現在に至る。
兄貴の友達が仕入れとか全部
してくれてるんだけどね(笑)
形だけの店長。
後、看板娘とでも言っておこうか。
店員は全員兄貴の友達だから安心だし。
決して怪しいバイトでは無い。