第11章 ◎ 過去
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公園から、駐車場まで手を繋いで来たんだけど... 緊張し過ぎて何話したか覚えていない....
車に乗るのもスマート。
助手席を開けてくれる紳士ぶり。
パーフェクトなんですけど!!!!!
『 行きたいところはある? 』
「 ん〜自由の女神は見たいです! 」
『 よし!じゃあ行こうか! 』
「 はい!! 」
『 アメリカは初めて? 』
「 はい、先週初めて来ました。 」
『 そっか〜 俺がアメリカ案内してあげようか?笑 』
「 いいんですか!? 」
『 いいよー!寧ろ、こんな可愛い子を連れて歩けるなんて嬉しいね♪ 笑 』
「 トンデモナイ! 」
『 何で片言なの (笑) 』
「 うぅ、すみません (笑) 」
『 (笑) そういえば、サエちゃん何歳なの? 』
「 えっと.. 16歳の 高校1年です。 」
『 若っ!! 』
「 すみません 、、 若過ぎますよね.. 」
『 いやいや、ごめんね? そういう意味じゃなくて。俺はいいんだけど.. 俺、21のおじさんだよ?大丈夫?笑 』
「 おじさんって (笑) お兄ちゃん達と同い年なので、大丈夫ですよ♪ 」
『 良かった〜〜!嫌だとか言われたら、どうしようかと思ったよ (笑) それにお兄ちゃん居るんだね〜 』
「 言いませんよ (笑) さっき一緒に居た大ちゃん... 大輝は兄の1人ですよ? 」
『 そうなの!? 全然似てないから、わからなかった! 』
「 はい、兄は双子で... 私も双子なので、私は弟としか似てません (笑) 」
『 待って (笑) 大輝が双子で.. サエちゃんも双子? えっと、、双子、双子の兄妹 ? 』
誰かに説明すると必ず " こんがらがる! '" と言われるぐらい双子双子の説明は、ややこしい。笑
「 そうです♪ 順番をつけると.. 長男が居て、大ちゃんが次男で、私が長女で、私の双子の弟が三男です (笑) 」
『 へぇ〜♪ 男だらけだな (笑) 大輝と一緒に居たのは? 』
「 理玖や海斗は、大ちゃんの友達です! 」
『 そっか。 てっきり誰かがサエちゃんのBoy Friendかと思ってたんだよね (笑) 』