第11章 ◎ 過去
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「 デート?今からですか!? 」
『 そう、今から。 嫌かな? 』
ノーノーノー!!!
嫌な訳がありません!!!!
空さんに誘われるなんて、嬉しすぎて倒れそうだよ!
「 でも、英語、、 」
『 ハハ♪ 大丈夫。日常会話なら全く問題無いから。 』
日常会話なら問題無い... 一度で良いから言ってみたいものだ。
私は 日常会話ですら出来ないのだから... (泣)
『 それに、英語の先生目指してるからさ (笑) 英語出来なきゃ、ね? 笑 』
「 英語の先生!? 」
『 今は留学中♪ 先生の卵ってとこ。 』
「 凄いですね!!! 」
『 そう?ありがとう ♪ 』
「 っ、、 」
頭を、、、、撫でられた、、、
どうしよう。
ドキドキしてきた、、!
『 大丈夫? 』
「 はい! 大丈夫です!! 」
『 可愛いね、本当。 』
空さんと居るとドキドキする。
『 デート行こうか、サエちゃん。 』
「 はいっ!! 」
私は今日、、初めて、、
大ちゃん達以外の男性と手を繋いだ。
こんなにもドキドキするものだとは
知らなかった。