第11章 ◎ 過去
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「 もっと優しく起こしてよ〜 」
『 悪かった、 』
「 素直すぎる。槍降るんじゃない? 」
『 うるせぇ、、 』
朝から大ちゃんは素直だし。
何か調子狂うな〜。
『 『 『 Good morning . Sae! 』 』 』
!!!!
発音の良さには慣れないし、、、
人数多い!!
誰!!??
『 Hello〜 ♪ 』
「 ハ、ハロー ? 」
『 サエちゃん会いたかったよ〜♪ 』
私は全く会いたくなど無いし...
朝から騒がしいのは苦手だ。
眠いんだから静かにしてよ、、
『 お兄様方からサエちゃんの話は聞いてるよー! 超可愛いって♪ 本当に可愛い〜〜! 』
「 うるさい、、 ていうか、誰? 」
『 うっ、、(泣) 柊 海斗 ( ひいらぎ かいと ) 修ちゃんと大ちゃんの大親友! .. でっ!こっちの無愛想に珈琲飲んでるのは.. 『 皇 理玖 ( すめらぎ りく ) だ。 』
「 海斗と理玖、よろしく。 ... 祥吾 〜ご飯。 」
誰が誰でも良いから、
取り敢えず空腹を満たしたい。
『 いきなり呼び捨て... しかもツンツンしてる(泣) 』
『 海斗が騒がしいからだろ。笑 』
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『 祥吾 ならバスケしに行ったぞ。 』
それを早く言おうよ、修ちゃん。泣
『 ほら、朝飯 』
「 神だ。 いただきま〜す!! 」
理玖は神だ。
パパッと料理が出来る男なんて最高だ。
理玖は良い奴だ!!!
『 お前の妹 単純だな (笑) 』
『 だろ?笑 』
何が単純だ。
...その通りだ。
食べ物さえ与えてくれれば満足する。
『 サエちゃん〜ミルクティーどう? 』
理玖は神なのに、海斗は...
ただのうるさい奴だ。
「 要らない。後、ちゃん付け気持ち悪い。 」
『 サエ!! 』
「 耳元で、うるさい!! 」
:
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『 怒られた(笑) 』
『 『 『 『 (笑) 』 』 』 』
毎日、起きると必ずリビングには海斗と理玖が居て..
毎朝 海斗にミルクティーを勧められる。
アメリカに来てから家から一歩も出ていない。
プールで浮かんで海斗の相手すれば、
あっという間に1日は終わる。