第11章 ◎ 過去
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「 あら〜サエ〜〜〜♩ 」
『 久しぶりだな、サエ。 』
久しぶりに見る両親は相変わらずだ。
ラブラブなのだ、、、
暑苦しいぐらいに。
「 ただいま〜 私の部屋は? 」
「 二階の奥よ♪ 祥吾 案内してあげて〜 」
『 へーい。 姉貴行くよ、 』
「 はーい! 」
流石お金持ち。
私の部屋も勿論広い。広過ぎる。
リビングも広かった、、というより
全体的に広い!!
日本の家でも広いけど、それを上回る。
私の家... お金持ちなんだな〜って再確認。
『 ここ、プール。 』
「 プール♪ 」
日本でもプール付きだったが、アメリカのプールは
何というか雰囲気が違う。
お洒落だ。
絵になる!!
『 大体わかった?後、危ないから1人で出歩かないでね。用事があるなら付き合うから。 』
「 わかった! 」
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久しぶりの家族全員揃っての食事は
楽しかった。
数時間居たら自分の部屋にも慣れた。
お姫様ベッドは大好きだ。
『 入んぞ、 』
「 ん?大ちゃん? 」
『 明日俺らの友達来るから、お前も顔出せよ。 』
「 英語、話せないよ!? 」
『 大丈夫だ、日本人だからな 』
「 了解。 」
日本人なら大丈夫だ!!!
それにしても... 何故私が大ちゃんの友達に
会わないといけないんだろう。
ちょっと面倒だなー。
『 おい!起きろクソ妹! 時差ボケか? 』
「 !!! 」
寝起き最悪。
大ちゃんの馬鹿!