第11章 ◎ 過去
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いつの間にか車の免許を取得してた
兄達。
大ちゃんの運転は荒そうなので
乗りたくない、、、 笑
『 そういや、姉貴香水つけてる? 』
「 ううん。つけてないよ?何か匂う? 」
『 うん、 』
『 確かにお前臭い。 』
え!!!?
くさい、、、
乙女に向かって、、くさい、、
『 臭いとまではいかないが、サエの匂いでは無いな。誰かに ぶつかったか? 』
「 ぶつかってないと思う... 」
『 お前、俺らが来る前誰かと話してなかったか? 』
「 話してた!空さんの匂いが移ったのかな〜。 」
『 『 『 誰だよ、 』 』 』
「 !! 」
息ピッタリ過ぎてビックリ。
しかし鼻が良い兄弟だな〜
そんなに近付いて無いんだけどな〜
「 修ちゃん達が迎えに来る前に、空港で会った日本人。赤城空さん♪ 」
『 そいつの匂いが移ったんじゃない?臭いから早く服脱いで。 』
「 全部!? 」
『 そんな訳ねぇだろ、誰が貧、、、「 うるさい!! 」
車に乗れば臭いと言われ、上着を脱ぎ...
『 この服もう着るな 』
と言われる始末。
過保護の域を超えている気がする、、
『 到着〜♪ 姉貴おかえり〜〜〜!! 』
「 っ!ただいま〜〜祥吾 ♪ 」
う、嬉しい!!
初めてアメリカらしい事をしてくれた!
ハグだ!ハグだ〜〜〜!!
やっとアメリカに来た実感が!
.... 初めて見るアメリカの我が家は
大きくて広かった。