第10章 ◎ 忘れ物
ー 橘 涼 side ー
教室に行こうとしたら、、、
保護者カード
ぶら下げた若い男性が..
声、掛けるべきだよな?
『こんにちは。どうされました?』
どうされました?って変だけど
父親にしては若過ぎるしな〜?
『あ!こんにちは〜。2年の桐生サエ居ます?』
サエ!?
『えっと、、?』
『あぁ!忘れ物届けに来たんですが、迷ってしまいまして(笑)』
忘れ物…
じゃなくて、誰か名乗れよ!笑
怪しいだろ!笑
『では届けておきましょうか?』
『いや、大丈夫です^^ 教室まで案内してもらえると助かるんですが.. (笑)』
これは、どうするべきだ俺!!
『橘先生だったりします?笑』
『あ、はい!』
何で知ってんだよ( ; ; )
『じゃあ担任ですよね(笑) 』
『まぁ、はい。』
『早く案内してもらえると助かります(笑)』
何だこの有無を言わさぬ雰囲気!!
しかも、男前なんだよな!!
一体、どんな関係だよーーー!?