第2章 メリーさん
~♪~♪~♪
さつきの携帯だ…
桃井「…もしもし…」
『私メリー!今、□□公園の入り口に居るわ!!』
黒,水「「!!」」
私は、咄嗟に入り口を見るが…誰も居ない…
水陵「さつきっ!!!とりあえず危ないからこっちへ!!」
そう言い私は、さつきの腕を掴んで結界の手前まで走る。テツヤも一緒に。
水陵「とりあえず…次の電話は、必ず【今貴女の後ろに居る】だから、そういった瞬間この結界の上を通りすぎてね!!」
桃井「うん!!分かった」
小声で私たちは、最終確認を取ると、私とテツヤは、邪魔になるのですぐ近くの遊具の影に隠れた。
―――5分後―――
~♪~♪~♪
さつきの携帯が鳴る…
桃井「もしもし…」
若干、声が震えている…お願い、逃げ切ってね…
『私メリー!今貴女の後ろに居るわ!!』
桃井「いやーーーーーー!!!!!」
さつきは、大声で叫びながら1m程先の結界に突っ走る。そのとき一瞬見えた…ロリータ服を着た"メリーさん"を
バンッ!!!!!
鈍い音がしたと思うとさつきは、結界の外で息を整えていて、結界の中では、さっき見た"メリーさん"がペタペタと見えない壁を叩いていた。
水陵「やぁやぁ!!"メリーさん"ようこそ!!さぁ…色々聞かしてもらおうか?」
遊具の影から出た私は、いつの間にか徐霊するときの姿…藍色の髪を白い紐で結んだポニーテールになり、深緑の目が真っ赤な紅色になっていた。