第3章 守ってあげたい
桃井side
ピ…ピ…ピ…ピ…ピ…ピ…
まだ、この気味の悪い電子音は鳴り止まない、普段ならどうてこと無いんだろうけどね…
桃「うぅっ…私のせいで…水陵が…死んじゃ…」
黒「死なないっ!!」
私は言葉を最後まで言えなかった…今思えばあんなこと言うなんてどうかしてたと思う。
でも、その時のテツ君は今まで見たことが無いぐらい怒っていた
黒「桃井さん、いきなり叫んでしまってすいません…でも、水陵は絶対死にません!僕が…僕が水陵を守るんだ…!!」
テツ君の目には強い光があった…
水陵が倒れてから、もう、1週間近くになる
私は毎日欠かさず会いに来た
ある日、病室に行くとテツ君じゃない誰かが居た