第11章 黒崎蘭丸編

「おい！！
さっきからてめえら何凪沙にナンパしてんだよ
いい歳してしょーもねー事やってんじゃねーよ！！
いーか？
凪沙は俺のもんだ。
勝手に手出すんじゃねーよ！！」

『ら、蘭丸先輩...』


くそ、やっちまった

全員唖然として俺を見てる


「今日は帰ります。じゃあ」

『蘭丸先輩！？待って下さい！！先輩！』


ここに居たくない

あいつも唖然としていた

はあ、嫌われたか...

俺は自宅へ歩いて帰っていた


『蘭丸先輩！！待って下さい！！』


この声、聞き覚えのある俺の好きな声だ


「凪沙...」

『蘭丸先輩、助けて下さってありがとうございました！』

「いや別に俺は...///
お前もまだ若いんだから、あーゆー奴には気をつけろよ」

『はい！！
...で、皆さんに言ったやつなんですが...』

「言ったやつ？」

『蘭丸先輩が...私を俺のもんだって...///』


そーいえば俺は衝動的に言っちゃったのか？///


『私、蘭丸先輩のものに...なりたいです///』

「...お前、あんなのに影響されるなよ
俺はただ衝動的に言っちゃっただけだ」

『なら...
蘭丸先輩が好きです。役じゃなくて、ちゃんと蘭丸先輩の彼女として付き合いたいです！！』

「凪沙...」


そう、俺に言った

俺は付き合ったら何すればいいかわからない

この状況だってどうすればいいかわからない

でもこれだけはわかる


「俺もお前が好きだ。
付き合おう＿＿」



Fin.