ありきたりな設定とイケメンのちょっと普通じゃない話
第17章 繋風
『お前のブッた斬り能力でもこいつの覇気は全てを防ぐ!!立場、実力共にお前はヴェルゴに敵わねェ!!!』
一瞬だった。
リンは目を見開いた。その光景を目に焼き付けるかのように。
ヴェルゴの体は真っ二つになり、SADのタンクも真っ二つ。
島の一角である、この研究室のある山もまた、真っ二つになった。
「頂上戦争から2年…!!誰が何を動かした…?
お前は平静を守っただけ…
白ひげは時代にケジメをつけただけ…
「海軍本部」は新戦力を整えた!!
大物たちも仕掛けなかった。まるで準備をするかの様に…!!
あの戦争は序章にすぎない。
お前がいつも言ってたな。手に負えねェうねりと共に……!!
豪傑共の新時代がやって来る!!!
……!!!歯車を壊したぞ
もう誰も引き返せねェ!!!」