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いつの間にか非日常

第7章 好敵手(ライバル)


―影山―




今日は待ちに待った練習試合。

正直相手が因縁である音駒高校であろうが、俺には関係ねぇ。



試合が出来れば、それでいい。




だけど、強いと噂のある音駒高校との練習試合は更にテンションが上がった。





日向「あっ!!?」





挨拶の途中、日向が突然声を上げた。まぁあいつの奇声なんて聞きなれてるが、また使い物にならなくなっては困る。一応声はかけておくか。

なんたって今日は日向が強い学校相手にどこまで通用するか、確認できるチャンスだからな。




だけど、俺の心配も無駄に終わった。日向は元気そうに音駒の選手と話していた。





影山「お前何で向こうの奴と知り合いなんだよ」

日向「ロードワーク中にたまたま会った。音駒のセッターだって」

影山「セッター…」

日向「うぉっ!?」



セッター…あの人がセッターか。どんな攻撃をするのか、今から楽しみだ。




体育館に着き、荷物を置こうとしたとこで体育館に人影が見えた。





澤村「音駒のマネージャーだろうな。会釈しとけ」

「「「「ウス!」」」」

田中「へぇー。潔子さんには負けるが、可愛いな」

西谷「龍が言うと変態発言にしか聞こえねぇよ」

菅原「そういうのは後でいいから。ほら、着替えるべ」





菅原さんの言葉ですっかり大人しくなるのが2人だ。

別に俺は可愛くても、あの人以外は興味がない。


俺は会釈をするためにその人を見た。





瞬間、固まってしまった。







日向「ぶへっ!?」

月島「ちょっと、急に止まらないでくれる?」

日向「なんだよ影山、ビビってんのか?」





日向がぶつかろうがムカつく事を言おうが、月島に喧嘩を売られるが、今はどうでもいい。





菅原「影山…?」






何で





何であなたがここにいるんですか?






いや、







そんな事はどうでもいい。










『と、飛雄…?』






影山「…さん?」












(やっと、会えた)



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