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いつの間にか非日常

第6章 故郷もいいけど


―黒尾―




うるせぇ…





けど






俺はこの声を知っている。







…?








そうだ、だ。









真っ白の光の中に、が見える。







待てよ








置いて行くなよ









捕まえたくて必死に伸ばした俺の右手は








確かにに届いた










あぁ









この温もり











この香り










この柔らかさ










この安心感










全部知ってる




























(夢の中だけでも、お前を独り占めしたくて手を伸ばした)



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