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いつの間にか非日常

第6章 故郷もいいけど




あれからご飯を食べ、お風呂に入り現在夜11時。

さすがに女であるあたしが皆と同じ部屋で寝るのはまずいと直井コーチが個人部屋を用意してくれたため、今は1人だ。


とりあえずおばあちゃんに連絡しようと思い、電話をかける。夜も遅いから出てくれないかと思っていたけど、あたしが宮城に帰って来ているとお母さんから連絡をもらっていたみたいで待っててくれたらしい。



祖母「それでちゃん、いつ遊びに来てくれるんだい?」

『あー…ごめん、おばあちゃん。あたし今部活の遠征で来てるから、抜けられないかも』

祖母「そうかい…残念だねぇ…ご飯でも一緒にって思ってたんだけど…」



おばあちゃんは昔からあたしに優しくしてくれていた。自惚れじゃなければ凄く可愛がられてたと思う。

家も近かったから何回も遊びに行って、その度に美味しいご飯をご馳走になった。



…まぁそのおかげでこの体型になったんだけど(だけど後悔はしていない)。



そんなおばあちゃんがあたしの帰省に合せてご馳走の準備をしている事は分かっていた。

だからこそおばあちゃんの気持ちを無駄にしたくなかった。




『おばあちゃん!明日監督と主将に聞いてみるよ!おばあちゃん家でご飯食べられるように!』

祖母「!そうかい!それじゃあ楽しみにしてるわね」

『うん!連絡遅くなってごめんね。おやすみ、おばあちゃん』




おばあちゃんとの電話を切り、中学時代仲が良かった友達数人に帰って来ていると連絡を送る。

多分、会う事は出来ないけど同じ土地にいるという事を伝えたかった。





後は…バレー部の皆にも連絡だけはしておこうかな。






とりあえず中学時代一番お世話になったであろう岩ちゃん先輩。

あとは1こ下の学年だけどよく懐いてくれていた勇太郎と国見ちゃん。


そして1番気にかけていた飛雄ちゃん。



4人に帰って来ていると連絡だけして、あたしも眠りについた。






(-合宿中の青城にて)

(お、からSNSだ)
(えっ!?)
(あ、俺もッス)
(俺も…先輩、帰って来てるみたいですね)
(何で!?俺には来てないよ!?)
(((そりゃぁ…ねぇ)))



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