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フルーツポンチ【Mr.FULLSWING!!】

第4章 1つで5桁のメロン 後


「はぁっ・・・ん、やぁ!」
どれだけ経ったか分からない。何をされたか覚えてない。
覚えているのは、やたら柔らかい唇に、やたら柔らかい舌の感触。
溶けるかと思うようなキスを延々とされ続けた事が、馬鹿みたいに脳裏に焼き付いてしまっている。
だって牛尾ったら、スッポン並みにあたしから離れないんだもん。
長い長いキスは、あたしの頭も体も企みも溶かしきってしまった。

とにかくあたしは今、牛尾の指に喘ぎ声を上げているわけである。


「牛尾、本当に経験無いの?」
「無いよ?どうして?」
息も絶え絶えなあたしに、牛尾様は余裕の表情。
「なんでって・・・だってすっごく上手いじゃない!」
あたしも決して経験豊富なわけでは無いけれど、それにしたって上手い気がする。
初挑戦のセックスさえ上手いって、牛尾はどこまで完璧人間なんですか。
「そうなのかい?それは嬉しいなぁ。」
「あんっ!」
牛尾はほがらかに笑い声まで上げて、なおも指を動かしあたしを翻弄する。

もうっ・・・そんなにされたら・・・本気で欲しくなっちゃうじゃないか!

「牛尾・・・。」
甘い顔で牛尾を見つめて、頬に小さくキスを1つ。
「挿れる?」
手を牛尾の下腹部に移動させると、熱っぽいそれが手に触れた。

「・・・したいけど。」
牛尾はお返しと言わんばかりに、あたしの頬にキスを落とした。
「僕は避妊具を持ってないよ?」
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