• テキストサイズ

フルーツポンチ【Mr.FULLSWING!!】

第4章 1つで5桁のメロン 後


「・・・どうしたの?」
牛尾が無邪気に小首をかしげて尋ねて来る。
あたしはと言うと、声にならない声で混乱の奇声を上げていた。


えっ!?だって、えっ!?
あたしは普通に触れるだけの、いわゆるフレンチキスをしようとしていたのに!!
牛尾さん、いきなり舌をねじ込んできましたよ!?
しょっぱなからディープキスですか!?えっ!?こういうのって徐々にムードを作っていくものじゃないんですかね!?
うわああああ!!!あたしの唇!!!牛尾の唾液で濡れてる!!濡れちゃってるよおおおお!!!



少しばかり深呼吸をする。変な汗が出そうだ。まぁベッドシーンで汗はエロいけれども。ん?違うか。
「・・・よしっ。」
決意を新たに髪をかきあげて、牛尾に顔を近づける。今度は少し口を開き気味に。
「仕切り直しね。」

そうだ、このメロンを食い散らかしてやるんだから。

「んっ・・・。」
今度こそあたし達はしっかりと、この状況に似つかわしい深いキスを交わした。
/ 72ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp