第4章 私がセブンチルドレン
「そして、あなたは使徒を倒すために選ばれた
七人目のチルドレンなのよ!!」
えっ…?
私が、選ばれた?
なら…
私は、あの少年を殺してしまうかもしれないの?
「……何で私なんですか?」
「何でって、選ばれたからに決まってるでしょーが。」
「私は、使徒を倒すんですよね?
倒さなければいけないんですよね?」
「私たちは、生きていきたいのよ。
何としてでも…
大人の腐った願望かもしれないけど
人類が、死を願うことなんて
早々ないわよ。」
「…分かりましたよ。
人類の醜さが。
悲しいですよ、こんなに悲しくなったのは始めてです。」
生き延びようとする人類
それを願う葛城さん