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戦利品は己の手で:続

第5章 戦利品とショッピング



「ついたぜ」

「ありがとう」

駐車場に車をとめて、エスカレーターで目的地へ行く。
今迄が持っていた荷物はちゃんと後部座席に並べてあり、中に何が入っているかは知らないがちゃんと崩れないように立てかけてきた。



「じゃあここでポット買うか。」

「えぇ、できれば安いのがいいのだけれど」

「電気ケトルの方が良かったりするか?」

そう聞くとは首を傾げ、何が違うのかと聞いてきた。
確かに電子ポットと電子ケトルとの違いは知られてないっていうか、あんま気にしてないだろ?家庭を持っている奴らは家にポットがあることが多いはずだ。
あー…まぁ使う回数にもよるか?少なきゃケトルの可能性もなくはないだろうな。

「一人暮らしならケトルをおすすめするぜ」

「え?ポットじゃダメなの?」

「そんなに頻繁に湯を使うのか?」

「…いいえ、今までそんなに使わなかったわ」

こういうやつには電子ケトルの方があってると思うんだ。
電子ポットは湯を沸かして保存することが可能だが、あんまり使わない奴にとってはその存在自体が邪魔に感じることだってあるだろ?
だから電子ケトル。ケトルは一回で湯をすべて使い切る事を目的とされたブツだ。俺は勿論電子ケトルを愛用してる。

「…っつーことだ、どうする?」

「も、物知りなのね。馬鹿なのかと思っていたわ」

「まぁな、こういう事には強いんだよ。」

「…そう、では電子ケトルにしようかしら」

は目の前にあった電子ケトルの値段を確認してから自分で持とうとしたので、俺は横からそれを奪って持つことにした。
重い荷物を持つのは男の仕事だろ?



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