第2章 暗闇
「!!」
しばらく歩いていると、ゴミ捨て場を発見した
(少しでも情報が得られれば何でも良い…!)
私はゴミを漁り、情報が得られそうなモノを探した
「これは…」
ある一冊の本が目に留まる
それは、小倉久志という喰種評論家が執筆しているらしい本だった
そこには喰種についての説明が記載されており、私はこれを読んで絶望することになる
【喰種とは食性が人間のみに限定された肉食の亜人種である】
【通常時は人間との外見的な差異が無いが、身体能力は極めて高く、数メートルを跳躍し素手で人体を貫く筋力をもつ】
【喰種は舌の作りが人間と違い、人間の食べ物を食べると激しい嘔吐感を催す】
【喰種の体は刃物を通さない】