• テキストサイズ

蜘蛛の共喰い【東京喰種】

第2章 暗闇





「どうした、お前!飢え過ぎて頭可笑しくなったんじゃねぇのか?」

「お前からはヒトの匂いがしねぇ。ヒトの匂いがしねぇってことは、お前は喰種だろーが!!」

「それにしちゃあ、旨そうな匂いだがな!!」

男達は、再びハハハと嘲笑う




「っ!!」

(グール……?私が喰種…?喰種って何…?)

その響きに頭がズキンと痛んだ




「何だコイツ…。急に頭抱えて蹲りやがって」

「まあ良い、さっさと殺しちまおうぜ!!」

「そーだな!!」

そう言って、男達は一斉に襲い掛かってきた




(何、あの目!?普通の人間じゃない!!)

男達の目は赤と黒の2色で、体から触手のようなモノが生えてきている

彼らが人間じゃないのは明らかだった




バシッ__

「ぐあっ!!」

男達の尻尾のような触手のようなモノではたかれ、地面へ叩きつけられる

あまりの痛さに一瞬気が遠のいた



/ 55ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp