第2章 暗闇
と、そんなとき___
「!!」
ザンッ_と目の前に3人のヒト(?)が現れた
「もお、コイツで良いんじゃね?人間じゃねーけど旨そうな匂いするし」
「そうだな。このへんはアオギリの奴らがうろついてるせいで、まともに人間を喰えやしねぇ」
「あぁ。この際、共喰いするしかねぇな」
3人の男は口々に訳のわからないことを言っている
その目はまるで飢えた獣のようだった
(“コイツ”って私のことだよね…?それに人間を“喰う”って何言ってるんだろう…)
「さっきから何言ってるんですか?私は人間です。で、あなた達も人間なんですよね…?」
震えた声で彼らに問いかける
すると、彼らは顔を見合わせ、私を嘲笑った
「ははっ、何言ってんだコイツ!!」