第100章 ●ベッドに入って
「はぁっ…、兵長に、怒られる、から……」
「……今さらそんな脅し利かないですよ。
お互い黙っていれば、バレませんから。」
酒のせいか、俺のせいか、
足元がふらついてきた凛さんを抱え上げて
テーブルの上に座らせ、
そのまま愛撫を続ける。
もう甘い吐息を漏らすことは
我慢しないことにしたんだろう。
抵抗も緩くなってきたし、
耳元では常に荒い呼気が響いていた。
「いや……、怒られるの、私の方だけどね。」
「……ああ、そっか……
でも、こんなことしてるのがバレたら
俺の方が確実に怒られますよ。
というか、多分半殺しか、最悪殺されます。」
そう言い切ってすぐ、
凛さんの吐息の隙間から笑い声が漏れ出した。