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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第11章 確かめたい、確かめて、




凛とエルヴィンは基地の建物に入り、
凛は自分の部屋に向かって歩き出す。


が、

「凛。
あの男にはどこまで許したんだ?」

というエルヴィンの
少し曇った声を聞き、足を止めた。


予期していなかった問いかけに対して、
すぐに返事をすることが出来ず、
エルヴィンに背を向けたまま口を噤む。


どこまで許した……?


何でエルヴィンは
そんなことを聞いて来るんだ……

さっきの三人のやりとりで、
特に不審に思う部分はなかったと思ったのに、
エルヴィンは一体どのタイミングで
何を察したんだろう。


考えを巡らせていた時、
エルヴィンの手が自分の肩に触れ、
小さく身体がビクついた。

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