第81章 ●気持ちいい事だけ
「すごい濡れ方だよ。
下着、脱がせた方がいいかな?」
凛は身体をビクつかせたまま、
躊躇いながらも小さく頷く。
指先にキスを落とし、
もうぐっしょりと濡れていた下着を脱がせた。
自分の愛撫で
これだけ濡れてくれることにも、
こんなにいい反応を見せてくれることにも、
少なからずの興奮と快感を覚えてしまい、
なかなか凛の願いを
聞き入れる気になれない。
自分のものも、
大概限界近くまで膨れ上がっていたが、
可愛がりたい気持ちの方が大きくて、
今度はそっと凛の中に指先を侵入させた。
「ふっ、ぅう、んっ…、」
口から快感が溢れ出したような嬌声は、
凛の指の間から零れ落ちる。
この感じている時の顔が
どうしても見たくなって、
顔を覆っている凛の指先を一本ずつ
丁寧に舐り始めた。