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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第81章 ●気持ちいい事だけ






互いの熱が交錯し、
一つの塊になりそうなくらい
身体を強く寄せ合う。


モブリットの優しいキスだけで、
既に心の奥からの熱っぽさを感じていた。


ずっとこのままでいたい。

そう思ってしまう程に心地良く、
それでも、

もっとこの身体と深く繋がりたい。

その思いもじわじわと湧き上がってくる。



モブリットは私の感情を察したかのように、
身体を少し離し、
首筋から胸元に掛けて、優しく唇を滑らせた。



「ふ……んぅっ…、」


「……服、脱がしてもいい?」


首を縦に振ると、引き締まった長い指が、
ゆっくりシャツのボタンを外していく。




全て服を脱がされ、下着姿になると、
もう身体の火照りは最高潮に達していて、
きっと顔もかなり紅潮していることが
想像に易しいくらい、頬は熱を帯びていた。




「凛、綺麗だよ。」


「……恥ずかしい…から、
モブリットも脱がしていい?」


ふふ、と小さく吹き出したモブリットに
手を取られ、
モブリットのシャツのボタンに手を掛ける。


「いいよ。脱がして。」


優しく髪を撫でられながら、
そっとボタンを外していった。


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